アメリカ 海外生活

震災から早くも7年、日本人の驚くべき真面目さをアメリカで知らされる

投稿日:

東日本大震災が発生した2011年3月11日より、今年で早くも7年。  時間の流れは本当に早いが、あの地震や津波で家族や友人などの知人をなくされた人にとってはこの3月11日が来るたびに胸の痛む思いを繰り返しておられるだろう。   

この7年もたった阪神大震災だが、いまだに福島原発のために忘れ去られた街や村がたくさんあり、多くの人は慣れしたしんだ、自分の家に帰ることができず、 別の場所で生活を初めて数年たったのにもかかわらず、 望郷の思いを日々募らせている人も多くいるだろう。

その忘れ去られた街や村での家に誰も住んでいないとわかった上で、強盗が入り込み、テレビや高価なものを家から持ち出して、強奪するという弱い立場に付け込んで利益を得ているような許しがたい行為をする輩も多くいた。

しかしながら、アメリカに転勤してから、日本がいか米国やおそらく他の国に比べても安全で、日本人は自己犠牲の精神がとても強いと思わされることが多々ある。

震災から7年経った今日のこの日に私が経験した、日本と日本人の真面目さを書いてみたいと思う。

スポンサードリンク




日本人の冷静さ

日本でもここ数年んでキレる人達が多くなったと言う話がある、 しかしながら世界の中では日本人のキレる人数のパーセンテージは明らかに低いと考えられる。

米国に住むようになって5年、仕事でもチームワークの連携の良さは日本が圧倒的に機能している、 私の仕事はとある技術者の仕事でチームでのコミュニケーションは非常に重要だ、しかし同じ仕事を日本と米国でしていても、 メールなどのレスポンスの早さは日本のほうが圧倒的に早い。

確かに、日本人は週末もメールなどを見てレスポンスする、しかしアメリカ人は週末は基本的に家族と過ごすため、メールは基本的に見ない人も多く、もちろんレスポンスもない、 これは文化の違いであって週末は家族と過ごしたり休息をとる時間のためアメリカのやり方は正しいし、日本人も週末は休息をとり家族との時間を過ごすべきだと思う。

私が言いたいのは、仕事でのも問題が発生して、異常なことが発生した場合である、 緊急で週末にも対応しないといけないことも、たまには出てくるのだが、 アメリカ人はその時に非常に強い表現をつかって、声を荒げる人が多い、  メールなどのレスポンスにもswear wordなどの使用をしてくる人も多い。

しかし、いかなる大きな問題が発生したとしても、日本人が怒鳴ったり、強い言葉で仕事上のチームをののしることは聞いたことがない。

7年前の震災でも、そして1995年の阪神大震災、そして2016年の熊本の震災においても被災者の日本人達は非常に冷静だった、、  

確かに自然災害などの発生で被災者が冷静さを失って、怒りを表したり、怒鳴ったりしたとしても事態は改善しない、むしろ悪化するだろう、 しかし、そんな当然な事を解っていても感情をコントロールすることというのは非常に難しいことだ。  

その感情のコントロールを抑えて、いつ来るかわからないバスを並んで待ち続ける日本人、   コンビニで地震で揺れて落ちた食べものを拾ってレジに並ぶ日本人。

そして配給車の並んで最低限の食事がもらえなくても、我さきに奪わず、必要以上を欲しがらない。  

もちろん、 全部の日本人がすべて上記のように冷静でいるとは言わないが、 アメリカに比べて明らかに少なく忍耐が強く感じるのだ。

災害時の秩序

私がアメリカに在住のため、他の国ははっきりと見たことがないので、コメントは控えるが、アメリカは災害時が起こったときに暴動が起きやすい。

ハリケーンやトルネードなどの、自然災害などがあり、自宅や商業施設の店舗などから避難した場合、その店舗や住宅に窓ガラスを割って忍び込み、電気製品や宝石などの貴金属類などの強奪が起きる可能性が非常に高い。  

しかしながら、アメリカに比べて、日本人が災害時にビックカメラ、ヤマダ電機などの店舗のガラスを割って、大型テレビやパソコンなどを強奪していくという話は聞いたことがない、 

上記にも書いたが、電気製品や宝石などの高価なものだけでなく、 コンビニのパンやおにぎりなどでさえ、並んで購入し、強奪したという事はほとんどないと 言っていいでしょう。

震災では家族を失った人も多くいる、そのため家族との突然の別れなどで心にかなりのダメージを受けている人もいるでしょう、避難所での不便な生活からストレスを感じ将来への不安を感じて絶望の淵にたたされている人も多くいる。 それでも秩序正しく行動している日本人は同じ日本人としての誇りと深い感動を私に与えてくれた。

日本人の粘り強さ

この日本人の冷静さと、どんな痛ましい災害が襲ってこようとも秩序を守り続けようとする考えや行動は、アメリカでは残念ながらないように思ええる。  

この日本人の行動に驚きを隠せないと言っている中国人がいる事から、おそらく中国でもそのような考えや行動はないだろう。  

この震災時に日本に留学していた、外国人達はこの日本人の粘り強く耐えて、冷静を保ち、いかなる時も秩序を守る考えと行動が、第二次世界大戦後に日本列島が焼け野原になった日本が、復興を成し遂げた理由だろうと言っている。

まとめ

東日本大震災から7年経った、 当時は日本に住んでいて災害復興時の日本人の冷静さと秩序を守ろうとする強い忍耐を見せられた、 

当時はつらいだろうが、どこの世界でもそのように耐えて、復興を成し遂げてきたのだと思い続けてきたが、 その後、アメリカに在住するよになり、災害もニュースで多くあったが米国では災害がチャンスと言わんばばかりに、多くの商業施設の店などのガラスなどが割られ、強奪が行われていた。

しかしあれだけの災害が起きた日本ではほとんど、そのような問題は発生しなかった。

いつも世の中をすねた感じで見ていた、若者たちもこの災害にボランティアとして集まり、真っ先に動きスマホやSNSなどを駆使して情報を集めて、年配の方を助ける事も多かった。

アメリカに在住して5年、 この冷静さと秩序を守ることを、忘れつつあった私は同僚とのチームワークで私には関係ないから、、  それは私の仕事ではない、 などそのような議論になることも多くなった、 しかしこの震災から7年たった3月11日に改めて、日本人の誇り、忍耐の強さを知ることになり、それにより世界的な経済大国に乗りあがってきた。

その心を再び思い出さしてくれるいい機会になったことを感謝して、明日からは日本人の心をもって生活をしていきたいと思わされた。

Sponsored Link




Sponsored Link




-アメリカ, 海外生活

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

浜ちゃんの黒塗りは黒人差別なのか?

大晦日に放送された笑ってはいけないアメリカンポリス24時で、最初の着替えで浜ちゃんはエディーマーフィーのマネで顔は黒塗りを行った。 これが黒人差別にあたるとなり、多くの著名人やメディアがこの問題を取り …

米国移住のプロセス、 その1

アメリカに住んで来月の2月で早くも5年になる、  最初に来た時は右も左もわからないままでいろいろと苦労したが、振り返ってみるとまさに光陰矢のごとし、あっという間だった。 この話を何回かに分けて書いてみ …

大谷翔平選手は二刀流選手としてメジャーリーグで活躍できる逸材か?  

大谷翔平線選手が昨年末にメジャーリーグに移籍して、練習を行っている、 チームはアメリカンリーグ西地区のロサンジェルス エンジェルス。 大谷選手は投手としてそして打者としての二刀流選手として有名だが、  …

赤ちゃんの揺さぶられ症候群はどの程度の揺さぶられで障害や死亡などの問題が発生するのか? 

赤ちゃんが泣いていて、泣きやまそうと、あやしているときに揺らすことがある、 しかしながらこの揺さぶりの強度はどの程度が赤ちゃんの後遺症などの障害、そして死亡してしまうほどのダメージを与えてしまうのか? …

大谷翔平選手など日本のプロ野球選手がメジャーリーグなど海外チームへの移籍方法とは? 

大谷翔平選手が米国ロスアンジェルスのエンジェルズとのチームメートとの練習が始まり、エンジェルズの投手アンドリュー・ヒーニー投手とのコミュニケーションなどを取り始めて、だんだんとアメリカでの生活を安定し …