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平昌オリンピック、スキージャンプのポイント計算方法はどうやっているのか? 

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スキージャンプが盛り上がっていますね、 45歳の葛西選手がなんと8回目のオリンピック出場でさらに結果を出しています、 まさにレジェンドです。

45歳でスキージャンプをするのもすごいのに、さらに世界のトップレベルの選手が集まるオリンピックに出場し、 さらに1回目のノーマルヒルで103メールと超えるジャンプその結果2回目進出を決めて2回目では99メールと伸び悩みましたが 21位となりました。、 しかしどんな鍛え方をしているのでしょうか?

今回の平昌オリンピックでのノーマルとラージヒルそしてK点と呼ばれるスキージャンプでよく言われる言葉、 今回のオリンピックではどのようになっているのか調べてみました。

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ノーマルヒルとK点

スキーのジャンプ台には通常オリンピックなどで使用されるヒルはノーマルヒルとラージヒルというのがある

何が違うのかというと単に距離が違うのである、もちろんノーマルヒルよりもラージヒルのほうが距離が長く、角度もラージヒルが少し傾斜がキツイ

そしてK点と言われる基準点が存在していてジャンプ台によってK点の長さは違う

長野オリンピックで使用された白馬ジャンプ競技場では
K点 90m
ヒルサイズ(HS) 98m

今回の平昌オリンピックで使用されるアルペンシアジャンプ台 ノーマルヒルでは
K点 98m
ヒルサイズ(HS) 108m

ちなみに前回のロシア ソチオリンピック時でのノーマルヒルでは
K点 95m
ヒルサイズ(HS) 106m

であったので今回のオリンピックでは距離が伸びていることになる、

ラージヒルとK点

長野オリンピックでの白馬ジャンプ競技場 ラージヒル
K点 120m
ヒルサイズ(HS) 131m

そして今回の平昌オリンピック アルペンシアジャンプ台 ラージヒルでは
K点 125m
ヒルサイズ(HS) 140m

こちらも長野の時よりも距離が長くなっている、 年々ジャンプの技術が向上し距離がどんどん伸びているので、それに合わせてオリンピックの度に距離を伸ばしているのでしょう。

平昌オリンピックでの日本選手の結果とポイント計算方法

今回の平昌オリンピック、 現在ではノーマルヒルの結果が出ていますが、 残念ながら今回のノーマルヒルでは最高位が小林陵侑選手で7位伊東大貴選手が20位でレジェンド葛西選手は21位でした。

この7位の小林陵侑選手のポイントは240.8であり金メダルを取ったアンドレアス選手のポイントは259.3。 結局20ポイント近くの差をつけられています

このポイントはどのように計算されるのでしょうか?

大きく分けて スキージャンプには二つの項目があります

それは 飛距離ポイント、 こちらは読んで字のごとく、そのまま飛距離に応じてポイントが追加されます、
そしてもう一つが空中での選手の姿勢、そして着地での美しさがポイントになります。 これは5人の審査員がそれぞれ20ポイントを持ち、減点方式で残ったポイントが加算されます。

下記の例を見ながら計算してみましょう

まずは、我が日本選手の小林選手

7位の小林陵侑選手
一回目 108.00m
二回目 108.00m
得点は 240.8ポイント

K点が98mなので  108.00-98=10m

K点を越えた時点で60ポイントが追加されます。 そしてノーマルヒルではK点から1m超える事に2ポイントになります ラージヒルでは1m超える事に1.8ポイント、 小林選手は10m超えていますので 10mx2 で20ポイントになりこれれに60ポイントを足します。

飛距離ポイントは80ポイントになります、 2回目も108mと同じなので飛距離ポイントは80ポイントそれを足すと160ポイントになります。

ちなみにK点を超えなかった場合は1mマイナスな度にノーマルヒルでは-2ポイント、ラージヒルではー1.8ポイントとなります

そして空中での姿勢、着地時の美しさ、 転倒などすると大きくマイナスされます。
そして公平を記すために、5人の審査委員の中で最高点を付けた人と最低点んを付けた人を除いた3人の審査員のポイントの合計が追加されます、

小林選手の場合は 160ポイントが飛距離であり、 トータルポイントが204.8ポイントなので80.8ポイントが空中姿勢や着地でのポイント追加となります。

そして一方金メダルを取得したドイツのアンドレアス・ウェリンガー選手は
一回目 104.5m
二回目 113.5m
トータル 259.3ポイント

一回目 104.5-98=6.5     6.5x2=13       60+13=73
二回目 113.5ー98=15.5    13.5x2=31      60+31=91

飛距離ポイントは164ポイント  飛距離のポイントは小林選手とは4ポイントの差しかないわけですが、

しかしながら空中の姿勢と着地でのポイントが95.3ポイントあり、 その差で15ポイントほどの差があります

つまり小林選手は金メダルのアンドレアス選手に空中での姿勢や着地での美しさでポイント差を広げられているということになります。

まとめ

今回の平昌オリンピックでのスキージャンプの最初のノーマルヒル、 こちらの競技では残念ながら4人の代表選手はメダル獲得にはなりませんでした。

しかし前回のソチ オリンピックでも日本勢はノーマルヒルでは残念ながらメダルは取れていません。 しかしながらその後のラージヒルではレジェンド葛西選手は銀メダルを取得しています

そして今回も出場されています伊東大貴選手もメダルは獲得できませんでしたが9位で検討しています、 もしかしたら日本チームはラージヒルのほうが得意なのかもしれませんので、

ラージヒルに期待したいと思っています。

がんばれ日本、応援しています

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